琴音｢はっ？なんで？｣

急な話しにビックリより、【？】が先だった。

さや『たかがいつもつるんでる後輩で彼女欲しい人がいるんだよ！さやも何回か会ったことあるんだけど、優しい人だよ！』

私の頭のなかは｢なんで私？｣

琴音｢私なんかじゃダメでしょ？｣

私は自分には一切自信がない。
好きになった人には｢お前って本当いい奴だよな。｣
・｢好きな奴がいるんだけど、相談のって！｣とか、相手の好きな人や友達が同じ人を好きだと気づくと諦めてしまっていた。

そんな私は2ヶ月前まで好きな人がいた。
その人には長年付き合っている彼女がいた。
それでも好きだった。
別れて欲しいとまで思った人だった。
そぅ思ったのは初めてで、自分でもビックリした。

でも、その恋は告白する事なく終わった。
相手の人は私の想いを知ってる先輩へ｢俺、琴音の気持ちには答えられない。俺は今の彼女と別れるつもりはないし、俺は琴音が思ってるほど優しくない。琴音に期待もさせたくない。｣