身長差15センチの関係 2

弓倉の前に置かれたランチセットの中に紛れている。

「そうなの、高志くん?」

ようやく高志の顔を見る咲木。
高志の小さな勇気はここで水をくださいと言えず、

「は、はい」

と作った笑顔で頷かせる。

「ホントに~?」
「は、はい~」

「ホントかな~?」
「はひ~」

疑う咲木に高志は懸命に頷く。

「うーーん、ホントにホントかな?」

さらに疑う咲木。

というか、必要以上に反応する高志を見るのが楽しくなってきたらしい。

「ほ、ほんとですっ」

高志は、泣きたくなるのを我慢して頷いた。
弓倉は、そんな高志を遠い目で見ている。