で、
場所が変わって、
「はい、高志くん、あ~ん」
不機嫌弓倉が眉をよせている眼前で、咲木が高志の口にハンバーグを運ぶここは、
通りすがりのファミリーレストラン。
「あの、ひとりで食べられますから」
「ひとりでもということは、ふたりでも食べられるよね。あ~ん」
「やめろ咲木、少年が嫌がっているだろう」
「湊ちゃん、こういうのは食べる方も食べさせる方も少し嫌がってたほうが美味しくて楽しいんだよ」
「あ、あの」
「ほらほら、口を開けないとハンバーグのソースが顔についちゃうぞ~」
テーブルの反対側に座る弓倉のキロキロと、となりに座る咲木のニコニコ。


