身長差15センチの関係 2

「嫌なら君も立てばいい、いやちょっと立ってみろ」

高志を立たせる弓倉。

自分の胸元から見上げて来る高志の顔をじっと見つめる。

「う、よけいに気になる角度です」

嫌そうな高志。
怒っているのだが、同時に困ってもいる。

自分の内にすっぽり収めてしまいたくなる、この視点。

これが弓倉が高志を見るベストアングルだ。

「いや、ベストというにはもう少し低く」

「先生、ぶつぶつ言いながら僕の額を押さえ付けるのはやめてくださ、あうっ」