身長差15センチの関係 2

それは、ちょっと信じられない光景だった。

(僕が先生を腕枕しているっ)

弓倉の頭が乗っているのは、
高志の腕の真中の曲がるところよりもこっち側で、

弓倉の無防備な顔がすぐそこにある。

しかも、弓倉はそのまま、小さな寝息をたてはじめた。

(寝ちゃったっ?)

高志は、驚きの連続。

「……先生、本当に寝ちゃったんですか?」

小声で訊く。
返事はない。

弓倉は寝息と、それにあわせてする胸の上下をゆっくりと繰返す。