風が流れる。 弁当を片付けた弓倉が芝生の上に寝ころんで、高志もその隣に真似をして転がった。 2人して見上げる空が青い。 「青空の下で、か」 弓倉がつぶやく。 高志が首を傾けて弓倉の横顔を見ると、弓倉はゆくっりと目を閉じた。 「こうして外の空気を受けるとうのいうのは久しぶりだ。静かなくせに音があって……、ふふ、このまま眠ってしまいそうだ」 「寝ちゃってもいいですよ」 「そうしてもいいが……」