「私ね、高志君のこと好き」 言えた。 旧校舎の裏。 来てくれた高志君に向かって、 私は溜めていた言葉をとにかく言えた。 おどろいている高志君。 いや、どうだったのか分からない。 私の頭はそれで真っ白。 「そ、それでね、今度の日曜日、よかったら駅前で公園で朝10時で、いっしょに、えっと、付き合って、デートしてくださいっ!!」 本当なら高志君の返事を聞いてから 切り出すはずだったことを一方的に叫んで、 その場を駆け出してしまったから。