「高志君、こっち持って」 「これ?」 「そう、そう、それをこっちにぎゅっと押さえて」 ぎゅう。 「もうちょっと、しっかり奥まで入るようにぎゅ~っと」 しっかり、ぎゅ~。 私の言うとおり、 素直に動いてくれる高志君。 私よりもちっちゃな手が、 ハードルの板と脚を力いっぱい押さえている。 「くすっ」 「??」 「あ、ごめん。急いでネジを通すから」 高志くんの手を見ながらネジをいれる。