「いや、そういうことはないと思いますけど」

「うんうん、いい子だね。湊ちゃんに苛められたらすぐに私に言うんだよ」

咲木は、ぽむぽむと高志の頭を撫でた。

高志は、くすぐったそうにそれを受けて弓倉をみた。

弓倉は咲木に向かっていう。

「さて、無駄話はそこまでにして早く食べてしまえ。いつまでも少年の貴重な休日を潰すと本格的に嫌われるぞ」

「は~い」