『おい、未由。』 心地よい温かさに 包まれた幸せな時間。 そんな時間が むかつく奴の声で 遮られた。 『くそ姉貴、起きろよ。』 弟の淳平。 私たちは双子で 私が姉。 「ん…、と…おる。」 『なーにが徹だよ。バーカ』 「な、なんでいるのっ」 目を覚ますと 私の布団を険しい顔をして 取り上げる むかつく弟。 『だから、朝。母さん呼んでるし、徹も来てる。』 「へ…徹!????」 その名前を聞き 私の眠気は一気に冷めた。