未由、遊ぶぞー。 未由、チョコレート食お。 幼ない頃から徹は そこの壁によりかかって 私を待っている。 あの頃よりも成長して 背も洋服も髪型も 全部大人っぽく なったけど、 その癖だけは 変わってないんだね。 『未由、送ってく。』 「え…いいの?」 『今日休みだし。』 「ずるい…。」 『いーの。俺は普段頑張ってるから。』 徹は柔らかく微笑んだ。 この笑った顔が 私は好きで仕方ない。