「ってことですよ♪

やっぱり啓がいないとアタシ無理ッ!」

兎は口にあててそのまま紅茶を飲んだ。

俺はただ、関心するしかなかった。

兎にそんなことがあったのか…。

ローシャ。

兎は著しく成長していた。

俺はまたこされた。

追いつくために来たのに…。

「啓?」

兎が心配そうに聞いた。

「お前…辛かったな。

そばにいられればよかったんだけどな…。」

「そんなことは言えないよ。

啓だって日本で頑張ったんでしょ?

なら別にいいんだよ。」

兎はにっこり笑った。

兎…俺はお前には勝てねぇ…。

いつも一緒にいるようで

お前はどんどん先に進んでる。

でも帰ってくるからそれでいい。

「ふぇ?」

急に俺が兎の頭をポンポンしたから

兎は驚いていた。