「啓…まだかなぁ。」

今日は啓が来る日。

ずっと待っていた。




あれッ?あれって…啓じゃない??

アタシは啓のもとに走った。

「痛っ!!」

当然人ごみと逆の方向に行ったから

ぶつかって倒れそうになった。

でも誰かのおかげでアタシは転ばずにすんだ。

「久々に会うのにいきなり

走りさせやがって…。

兎…俺は「啓ッ!!」

アタシは啓に飛びついた。

あの時からずいぶん時は過ぎて

啓はもっとかっこよくなっていた。

何にも言わずにアタシたちは

抱き締めあった。