「ううん、大丈夫。 おはよう、紗矢」 僕は言った。 「お兄ちゃん、おはよう!!」 紗矢は目をキラキラさせながら言っていた。 幸福な、時間。 幸せな、当たり前の日々。 今日はいい天気だ。 小さなことに幸せを感じる。