読みきり短編小説集


トナは笑って言った。


「ありがと・・
でも俺、絶対ナキに負ける。」


コツン・・

ブルカが握ったこぶしをラユの額につける。


「バーカ」

「ラユくん、
あきらめたらもう負けなんだよ?
あきらめたらダメだよ!!」