「それ、つけてくれてんだね」 不意に、翔平が私の首もとを指差した。 「……うん」 ペンダントに触れながら、私は少し微笑んだ。 「司沙、お腹すいてない?」 その反応に満足したのか、突然調子の上がった声で翔平が尋ねる。 「え…すいてない、けど」 「俺、今日昼飯食いそびれちゃってさ、めっちゃ腹減ってんだ!ちょっと付き合ってくれない?」 どうしてそこで私が付き合わなければならないのかさっぱり分からなかったけれど、返事をするより先に歩き出した翔平の後を、私は慌てて追いかけた。