心優の心を見通したような莉子ちゃんの視線が体に突き刺さる


莉子ちゃんにはかなわないなぁ



「うん。あった」


「男絡みでしょ!?
体育祭からそんなに日たってないし、多分陽向か瑛太の事?」



ドンピシャだし・・・



「うん。瑛太君の事」



「そっかそっか」



莉子ちゃんはそういうと、心優の隣の席にきて心優の頭を赤ちゃんをあやすようによしよしと撫でて


「なにがあったの?」



そう優しく聞いてくれた。