「ここまでくれば大丈夫だろ」 そういって瑛太君が連れてきたのは、学校の端っこにある木が無造作に生えている小さな森のような所だった。 心優、この学校に来てしばらくたったけど、こんな場所があったなんて知らなかった っていうか・・・ 手。繋いだままだし そう思いながら、繋がれた手をジッと見る。 「ごめん」 瑛太君がそう言ってパッっと手を離す