wolf world 迷い込んだ子羊ちゃん







「何回もありがと」




「別に」



俺がそういうと心優は急にシュンとした顔を見せた。




ちょっと言い方そっけなかったか




それからも心優はシュンとしたまま






・・・


俺は髪の毛をクシャクシャとかいた。




それからバイクにおいてあったヘルメットを心優にかぶせた





あたりまえのように心優は
えっ
という顔をしている。




「乗れ」



「って、バイクに???」



「それ以外何があるんだよ」



「けどなんで??」




そこはなんでか気づけよ!!




「お前ほっとくと危ないから」






・・・・・・・・・・・・・・・





この沈黙


別に悩むような事じゃねーだろ