「で、何で唇切れたの?」 「あぁ、さっき瑛太と挨拶したから」 俺がそういうと 入学したての時はわかってなかった心優ちゃんも意味を理解したのか 「だめじゃん」 と、軽く俺に怒った。 「ってか、ちょっと待って! っていう事は・・・」 心優ちゃんはそう言って、 瑛太の席に駆け寄り 寝ている瑛太を起こして 「やっぱり! 瑛太君も唇切れてるじゃん」 そういって、心優ちゃんは瑛太にもバンソウコウを貼った。