「幾らだ?」 私は自分の耳を疑った。 本気で思った訳でもないし 彼にお金があるとも思えない。 そこまでしても別れたいと言うことなのか。 東京へ行きたいと言うのは口実で 私から離れたいだけなのかもしれない。 だけど、そうは思いたくない自分もいる。