――今日から中学生。

隣の学校の子達も居て、1学年の人数が去年の倍にあたる。
人見知りの凉音は不安でいっぱいだった。


「あ!よかったあ…菜津稀居る!」
凉音はクラス表を見て一安心した。
同じクラスに3歳の時から仲の良い
【山宮 菜津稀】の名前があったのだ。



――クラス、1年4組に行くと、黒板に座る順番が書いてある。

瀬木 凉音14番

「14番かあ…隣29番?29番って誰だろ…」
凉音は29番を探した。

「…!!嘘!菜津稀じゃん!よかった…知らない人じゃなくて。マジ運命ちゃう?!」