なんだか嫌だった。 たまらなく嫌だった。 カズにぃの口からそんな言葉がとびだしてきたという事実に吐き気がする。 「……カズにぃ、もうカメラやらないの?」 ぽつり、と呟いたあたしの言葉は行き場が見つからず空中浮遊する。 沈黙が続く。 カズにぃは、天井を眺めていた。 「……ねぇ」 あたしは黙ったままのカズにぃを睨み付ける。 「やらないよ」 低く落とすような声だった。