そして、そのままリアの細い足首に口付けた。

突然のことに、リアは顔を真っ赤にしてゼンを見つめた。

「なにをする……」

「綺麗だぜ……あんた……このまま男として死なせるのは勿体ないくらいだ」

真っ直ぐその青い瞳に見つめられ、リアは不覚にも胸の高鳴りを感じた。

顔を赤らめるリアを見て、ゼンも自分の中に疼くものを感じていた。

海賊としての貪欲さが、彼女を欲する。

この美しく輝きを放つであろう原石をこの手で磨き、自分だけのものにしたい……。

その為には、手段は選ばない。

「……?」

じっと見つめられて、リアは首を傾げた。
いつもの底上げのブーツを脱いだリアは、ゼンと比べていつもより更に背が低く、思わずこのまま掻き抱きたい衝動に駆られた。