好きと嫌いの割合


貰った飴を口にくわえながら繁華街を歩いて、

お目当てのものを買い終わったあたし達は

雅兄の奢りで喫茶店に寄った。



オシャレなつくりの喫茶店は若い子の割合が多く、

個人的に好きな窓際に座ってると、

チラチラと雅兄に熱い視線が送られる。


ついでにあたしにも違う意味での視線が‥。



…たしかに雅兄はモテる派の顔だと思う。

でも、だからって隣にいるってだけで、この視線……。


ジーッと雅兄を見てみてもそんなの全く気にしてないみたいで、


だからこそ。


「雅兄、痛い」


少しは気付いて、って意味で言った。