眉間にしわを寄せて創平を見ると、
「はぁ? 何言ってんだ?」
眉間にしわを寄せて返された。
え? え? なに?
頭にハテナマークを浮かべて、
創平の顔を見てると、
「もう授業終わったんですけど!!」
教室に響くくらいの大声。
周りを見渡すと、
クラスの大半が立ち歩いている。
残っているのは、
黒板に残された授業の後だけ。
「あ、っはははは・・・・・」
「どうしたんだ、貴大?
なんか、お前らしくねーな・・・・・」
「いや、ちょっと考え事しててさ」
「考え事? サッカーの事?」
「いや・・・・そういうんじゃ・・・」
顔をそらして、
創平から視線を外す。
やっべ・・・・
変に感づかれたら厄介だぞ・・

