こんなにも俺が誰かを想う日が来るなんて、思っても見なかった。
いまでもそれは、
信じられないけど
柊を見ると、なんか
どう言っていいかわからない気持ちになる。
胸のところが、きゅんとする。
なんか、女みたいだけど
こういうのって俺がおかしいのか?
だー。わっかんね・・・・・
頭をガシガシかきむしって、
机に顔を伏せた。
「なにしてんだ。貴大?」
「え?」
顔を上げると、
「あれ? 創平?
何でココにいんの? 授業は?」
目の前には、中腰になって
座ってる俺の視線にあわし、首を傾げてる創平。
なんでこいつ、
こんなとこにいんだ・・・・・・

