「この短歌の意味は、



“セロリを噛んでいるあどけない少女。

理由などない、愛したいから、

愛しているのだ。”



と、言う意味です」





愛したいから・・・愛している・・・・




自分の心の中で、
もう1度言葉にしてみる。



俺は恋なんかしたことないし、
これからもする予定なんかなかった。





“サッカーがあればいい。”





そう思い続けることで、
勝手に自分にセーブを掛けていた。




近頃の、俺はどうだ?


恋してないと言い切れるのか?




だとしたらなんだ?



なんでこんなに柊が気になる?


なんで頭に柊が浮かぶ?







理由なんて簡単だったんだ。