「独り言・・・・好き?」
「は、はははは・・・・」
苦笑いしたら、柊も苦笑いで返してきた。
またなんかあったんかな?
聞いたらまずいんだろうか・・・・・
少し考えた末、決心して聞いてみることにした。
「あのさ、ちょっといい?」
「はい・・・・・」
あ、柊もなんかわかってそう。
そりゃあな。同じ奴に2回も独り言聞かれたらなんか言いたくなるわな。
焼却炉へと続く小道の最中にベンチを見つけて、そこに2人で腰掛けた。
「あのぉう・・・・・・」
先に口を開いたのは柊。
言いにくそうにチラチラ俺を見ている。
あー・・・・・・・
「誰にも言わないから」
「あぁ・・・ありがとう・・・・」
ほっと溜息をついてるところを見ると当たりか・・・・
俺も気になることを柊に聞いてみた。
「柊ってさ、なんか悩み?とかあんの?」
「はぇ?」
「いや・・・・なかったらいいんだけど」

