なんだ・・・・・・?



チラっと柊が見た奴。

俺も柊の目線の先を追う。



目線の先に居た奴は女子。
名前は・・・・わかんねぇや。


そいつは、先生にばれないように机で隠してケータイをいじってる。



それを、とても切なそうに見る柊。


なんなんだ? そいつがなに?



また目をそらして、俯く柊。



たぶんだけど・・・・・・泣いてる?

いや。泣くまでは、いってないか


よくわからないけど、
悲しそうな顔してるのは
確か・・・・・だと思う。



そのまま俺は柊から目をそらせない。



するとまた窓の外を見た柊。