「で~あるからして~・・・」
だらだらとしゃべり続けてる先生。
変に曇ってて気持ち悪い空。
だー。やる気出ねぇ。
授業中。大欠伸の出た俺の
やる気は“ゼロ”。
全く持って、授業を受ける気にはなれない。
眠い・・・・
そう思って何気なく見た窓。
と、一緒に俺の視界に入ってきた柊。
俺の席は、廊下側の1番前。
なんたって名簿順のままだからな。
これが、“青木”の運命なのか・・・・
俺の座っている所から良く見える柊。
柊も窓の外を見てるのか、後頭部しか見えない。
柊も眠いのか?
なんて考えてたら前に座ってる林が振り返る。
ぱっと見えた柊の顔は笑ってて、
林がまた前を向いた瞬間
笑顔が消えた。

