2人はまるっきり正反対だった。
似てないからって、
もうあかりと話さないとか
別にそんなんじゃない。
あかりは他の女とは違った。
ひそひそ話してヤな感じもしないし、
やたらとベタベタしないし、
女と言うより男に近かった。
そんなこと言ったら殴られそーだけど、
それでも笑って話せるだろ?
これからも変わりなく続く、
“友達”
久しぶりに女友達が出来て、
内心嬉しかったりもした。
いや、あかりの場合男友達か?
―――――――・・・・・・
「おい、あかり」
放課後。
後ろの席のあかりが、
立ち上がったのを感じて声をかけた。
振り返るとやっぱりあかりは帰るみたいで、肩から鞄をかけていた。
「なに?」

