柊の仰天発言にビックリする俺だけど、
柊も俺同様にびっくりしてた。
「え? だって・・・・・・・
あかりの事が好きなんじゃないの?」
「いやいやいや。何でそうなんの?」
「えぇ!?
・・・・・・・ちょ、もういいや」
何故かちょっとテレながら、
「では本題に入ります」と言ってかしこまった。
「創平くんって中学でなにがあったの?
創平くんはもう恋はしないの?」
今になって聞いてくるってことは、
林になんかあったんだ。
このことは言いたくなかった、
ってゆうより言ったら創平に悪い気がした。
少し悩んで、
膝に置いてる手を見つめる。
創平がこのことを人に言ってないってことは、人に知られたくないからだ。
それを俺が簡単に言っていいのか?
いいとは思わない。
でもこのままにしておくのは、
もっとよくないと思う。
意を決して、
顔を上げると俺は創平にあった、
ことを話した。
あの、2年前の事を・・・・・・

