「…冗談じゃないよ?」 ケンタさんは急に近づいてきて低い声で言ってきた。 近くに人がいなかったのが唯一の救いかも。 「…なーんてねっあはは! 大丈夫だよ、そんな早く襲ったりしないからっ! 俺、校則はちゃんと守るし〜」 ムカつく…。 「そうですか。」 ケンタさんって…なんなの? それから私は、ケンタさんを避けるように生活をした。 アサミになんか誤解されても嫌だし… なにより私の心がおかしくなりそうだったから。