とりあえず、あたしはその女の子の所に行った。


「ぐっ…」


「何してるんですか?」


「何って…段ボール。
あたしの荷物運んでんの。」


さすがに三つは重いけど…。


「そんなの、女の子が運ぶ必要ないんですよ?」


「へ?」



パチンッ───…


女の子が指を鳴らすと三人の男が出てきた。



「運んでくれる?」


「「「アズサちゃんの頼みならなんでもっ!!!」」」


男たちは、一人一つの段ボールを持って走っていった。


すご…。


「さっ、行こっ?」


女の子は、ちょー可愛い笑顔で言った。