眉間にしわを寄せ、目をカッと開いた。

カビン

シャーペン

パソコン

ファイル…

……


目をキョロキョロさせ、目に映ったものの名前を全部頭の中で読んだ。


言葉の羅列を流して、頭に浮かんだ考え消そうとした。


危ない。


今、何だか大変なことを思いつきそうになったぞ。


「どうしたんですか?変な顔して。」


キョロキョロさせてた目が、片桐先生に落ち着く。


「いいえ。何でもありません。」