―――死神界―――





「大王、見ましたか?」



「うむ…あの力、やはり…」




「大王…お呼びで?」






大きな扉の向こうから、長い黒髪を1つに結んだユキがやってきた。




「ユキ、お主知っておったのか。」





そこに並ぶ数十人の視線を感じながらユキは口を開いた。