いつも…気を使わせちゃってるのはあたしの方。 もう悲しい思いは奏さんにしてほしくない。 奏さんの思いが…願いが…その子に 届きますようにー…。 もう少し進んだところで、星にあった。 でも、近くに明日歌さんの姿はなかった。 「おや、明日歌嬢はどこなんだい?」 すかさず、奏さんが星に尋ねる。 「んー、なんだか落し物をしたらしい。手伝うって言ったんだが何を落としたのか教えてくんねー」 「そう…か」 その言葉を聞いて、奏さんの表情が一気に曇る。