忘れよう。 時間はかかっても、美緒や貴ちゃんがいる。 きっと、大丈夫ー…。 そう、心に決めたあたしだった。 けど、願わくば星の隣にいたい。 やっぱりまだ好きだから。 そう…心の片隅で願っていたのが神様に聞こえていたのかもしれない。 「あさー、なんだかあさにお客様」 「え?」 いつもと変わらぬ放課後。 思いもよらぬ訪問者があたしの前に現れた。