でもそれは星があげたもの。



そう思うと少し胸が苦しくなる。



けど、考えてたって仕方ない。



一番重要なのは今あたしが“何をしたいか”なんだから。




それならあたしの答えは一つ。




「な…いな」




懐中電灯の光で照らすが、近くを見渡すのがやっと。




今更ながら、懐中電灯の光の小ささを実感した気がした。




でもここで諦めたら、明日歌さんはきっと後悔をしながら諦めてしまうから。





やらないで後悔するより、頑張って後悔する方がいいに決まってる。





だからー…






「…あっ」





がさごそ手探りで探していたあたしの視界にチカッと光るものが見えた。