あたしの似顔絵

「お母さんの宝物」

「えー、宝物なんて燃やしたらだめだよ」

「いいの。心の中に残ってる。それに、新しい宝物もある……」

 良く分からないと言いた気に、アキトシが腕組みして首をかしげた。

 あたしはアキトシの丸い頬を、両側から挟んだ。

 アキトシはくすぐったそうに笑って逃げていった。