あたしの似顔絵

 ふと石を握っている手元に、捨てられてしわくちゃになったシールを見つけた。

 お菓子のおまけでついているシール。

 正義のヒーローという設定のキャラクターが笑っていた。

 顔を上げると、あたしを見下ろしている笑顔があった。 

 誰も助けてくれない。

 あたしを裏切った友達も含め、みんな薄笑いを浮かべているだけ。

 ただクロカワさんだけは、ずっと顔をそらしていた。

 そんな光景を、あたしは鉄臭さを味わいながら見つめた。