「ゆーうなッ♪」

校門を出ると満面の笑みで

ケンジクンが迎えてくれる。

「ケンジクンッ♪」

アタシも笑顔でこたえる。

初めて会ってから1週間、

付き合い始めてから1週間、

アタシ達は順調だった。

補習はというと、

キコが先生に言ってくれたおかげで無事おえる事ができた。

エリにケンジクンと付き合いだした事をいったらまた馬鹿みたいに騒いでた。

アタシも会いたい~!!!

ッて。

補習があったおかげでえりともなかよなれたし、ケンジクンとも出会うことができた。

ほんと先生感謝しまーす・・。

でも付き合い始めてからアタシにも1つの問題が・・・

「だからさぁーケンジクンッて呼ぶのやめない??」

うっ・・

まだそれを言うかああーッ!!!

実は
付き合い始めてからケンジクンに言われ続けている。
『カップルらしく名前で呼び合おうよ~ッ』
ッて・・。

ケンジクンッて呼ぶのになれちゃってるし・・・
しかも年上だし・・・・

アタシはいつもの笑顔でかわした。

「え・・・えへ??」

「だーかーらぁ!!
いつも笑顔でかわしやがってー!俺、優奈の笑顔に弱いのしってんだろお??」

そう・・。

ケンジクンは何故かアタシが笑うとすっごいうれしそうな顔をするんだ。

この1週間でケンジクンのいろいろな事を知った。

中学の頃は彼女に途切れがなかった事、

想像してた通り、とってもやさしい事、

コンビニでバイトをしてる事、

あと・・・以外とエッチな事。

遊ぶたびにいーつもキスをせまられる。

内心・・・アタシもうれしかったり・・?

ファーストキスはケンジクンの家でだった。