携帯のきせき

ケンジクンもビックリしてる。

いや・・・てかアタシの頭の中の想像と全然違うんですけどッ!!

・・・か、カッコイイ・・・。

我を忘れてケンジクンを見つめていたら、

ケンジクンは不思議そうに顔をかしげてー・・・

「優奈??だよな?どーしたのッ!?」

声をかけられやっと現実に戻ってこれた。

「へっ??あッ!ごめん!そうそう!
アタシ優奈だよッ!!!
どーしてここにいるの??」

ケンジクンはあせってたアタシを見てクスッと笑い・・

ずいッと近づいてきた。

「なんか待ちきれなくって~・・
てか優奈・・想像してたより全然かわいいッ!!」

か、かわいいですと!?!?

それを言うならこっちのセリフだよ・・・。

こっちをじーッて見つめてほほえんでるケンジクンが

かっこよくてしょうがない・・。

顔・・たぶん赤い・・。


「か、かわいくなんかないもん・・。

ケンジクンだって・・・カッコイイ。」

つい本音が出た。

うひゃあ!恥ずかしい~!!

「そーかあ??てかさっどっかいこうぜッ★

せっかく会ったんだし!!!」

1人で赤面するアタシになんかおかまいなしに

ぎゅッ・・

手をつかまれ、ケンジクンはいきなり走り出した。

な、なにやってんのお!?!?

・・・なんて言葉に出せるはずもなく

アタシはケンジクンのされるがまま。