新学期。新しいクラスにもやっと慣れたころ。
中3ッて事もあって馬鹿みたいに騒いでた男子もちょっと落ち着きを持ってきた。

あたし三浦優奈は今日もかわらぬ日々をすごしてー・・・

「・・・じゃあ優奈は後で職員室まで来るように。」

「は!?!?なんで池屋先生!!!うちなんかしたっけ!?」

5時間目学活の授業の最後、予想もつかない先生の言葉に私は声をあげた。

「まったく・・・お前は昨日の約束忘れたのか??
毎朝毎朝遅刻ばかりで・・・今日から隣のクラスの川口えりと補習授業の罰だ!!」


そうだったああああ!!!
昨日は友達のキコとデートだったから浮かれてたんだあ・・

まじですか・・・。

「思い出したみたいだな。まあとにかく帰りの支度終わったら職員室までプリントとりにこい。」

「はあ・・・。」

本当ありえない。
しかも今日からッて何!?
今日だけじゃないって事??うえーん・・

「優奈どんまーい!!終わるまであたしまっててあげるから♪
補習がんばってくれたまえ!!」

「キコお・・・
ごめんね。まじありがと。」

大親友のキコとは小学校からの仲良しさん♪
頭もよくってかわいくてやさしくて・・・
あたしとは正反対。

何度キコがうらやましいと思ったか・・。