正直彼に会いたくない だけど、植物園に足がどうしても向いてしまうのだ、今までの影響で 次の日もまたいかなければいけなかった 「あ、また来たんだ」 「………しかたなくよ」 「俺の名前わかった?」 「どうでもいいわ、そんなの」 「昨日は顔を真っ赤にして帰っちゃったから気になってたんだよね」 「わ…悪い?」 「悪いよ」 「え?」 「俺を置き去りにした」 「…は?」 「もっと一緒にいたかったのに勝手に帰っちゃうんだもんな」 ニヤッっと彼は笑う