‐恋は唇で嘘をつく‐【激甘短編】




「美羽ちゃんの恋心は嘘をついてる」



彼の意外な返事に私は驚く


「俺が嫌いなんだったらどうしてキスなんかしたの?」



「っ…それは!!」


「美羽ちゃん、俺…美羽ちゃんに忘れて欲しくないよ」


「え…?」



「倉崎翔生【クラサキ ショウキ】、それが俺の名前だよ」


倉崎…翔生…



「美羽ちゃん、嘘が下手だね」


「っ……」



「あのキス…すごく求められてて、俺自身が溺れそうだった」