‐恋は唇で嘘をつく‐【激甘短編】




私があんな事言ったから…


大っ嫌いなんて思ってもなかったのに口にだしたから


もう



嫌われても仕方なかった


私はゆっくりと彼の前に歩んでいく


クラは私だと気付いて、一瞬あった目をパッと逸した


「っ……」



私は絶え切れず涙がポタポタとたれる



「美羽ちゃ……」


彼が驚いて、発しようとした言葉を遮り、私は彼の唇を塞いだ



「………ん…」