「あるわけないわ!知りたいだけよ、ちなみにあなたみたいなチャラい男なんか絶対に好きにならないわ!!」 「……誰も【好きになった?】なんて聞いてないけどね」 「っ…!!」 おチャラけ感満載なのに、どこかミステリアスな彼は笑う 「あーぁ、真っ赤だね」 「赤くない!」 必死に否定したところで、彼が前の言葉につけたした 「薔薇の花が」 吸い込まれそうになる彼の瞳を、私は直感的に逸らす