あなたが一番欲しかった言葉

過去は過去。
同じ時間は2度とは戻ってこない。

あの頃に戻り、もう一度青春をやり直すことができたとしたら・・・
それでも、今と同じ結果が待っているような気がする。


僕らが働いていた店は「JUNCTION」という名前だった。

まさにその店を一つの「分岐点」として、それぞれがそれぞれの道を歩み始めた。

あの場所で、同じ時間を共有した仲間の笑顔が、今も胸のすぐそこにある。

たぶん、いつまでも輝きを放ち続けるだろう。

色褪せていくことはあっても、決して失うことなどなく。

青春の思い出とはそういうものだ。

ピリオドを打てなかった、長い長い青春が今終わったのだ。

ひとしきり泣いた後は顔を上げて歩こう。
胸を張って生きていける。

そんな希望が、熱く湧き上がってくるのを感じていた。







「あなたが一番欲しかった言葉」END